とけるまでの1週間
美術室で作り上げた物語を今、ここにーー。
遠い昔、小さな森で起こる感動の物語。
#とけるまでの一週間@Fool_Crab_Club
#ゆうた小説
— ゆうた☁︎それでも僕はげろりんちょ。 (@Fool_Crab_Club) 2015, 12月 21
第1部
遠い昔のこと。
ある小さな森の中に男の子と女の子が住んでいました。2人は仲良しで、毎日2人で遊んでいました。お絵描きをしたり、しりとりをしたり…。その日も2人はおいかけっこをして遊んでいました。だんだん、だんだん森の奥に入っていきました。
森の中で2人は1つのお家を見つけました。男の子のでも、女の子のでも無い小さな古い家です。2人はお家の中に入ってみました。暖炉には大きな釜があり、少し不気味で、外見こそ違いますが、まるでヘンゼルとグレーテルのお菓子の家です。
しばらくすると男の子は怖くなってきました。魔女が住んでたら、魔女が帰ってきたらどうしよう。と、思ったのです。男の子は外に出ようと女の子の腕を掴みました。男の子は腕を掴んだまま走り出しました。すると男の子の腕はテーブルの上のツボに当たりました。
ツボはクルクルと回り、床に落ちて割れてしまいました。丁度家に帰ってきた魔女は割れたツボを見て凄く起こりました。
ーー起こった魔女は男の子に魔法をかけました。